5/29/2017

ヤンバル探索へ

5月25日(月)晴れ。

AM9時のピックUPで、Nさんがヤンバルに案内してくれた。

出発前、昨日Sさんが獲ってくれたティラジャーの茹で方を伝授して貰うことに。
海から持ち帰ったまま、一晩冷蔵庫で保存しておいた貝。
洗わずに、そのまま冷水から茹であげると云う。
沸騰したら2~3分でOK~鍋に冷水を注ぎ入れて冷ます。 
 貝殻から、ちょっと覗いている爪を摘まんで引き抜く。そしてワタを取り除く。
 で、味見の結果はコリコリしてオツな味だった・・味噌和えなどでいいかも。
 そして、ヤンバルの最深部へ向かった。
Nさんの目的の一つは“カントンアブラギリ”の自生地確認とのことだった。
広大な森で、幸運にも画像の巨木など多数を発見できた。
この木の実から採取する脂は、
その昔、琉球王朝・首里城のベンガラ土塀の保護剤に使われたとか。
一瞬だったけどヤンバルクイナが現れた。甲高い鳴き声も聞こえたり、
樹間の朽木にノグチゲラの巣穴を見つけたり・・あらためて
ヤンバルの自然の豊かさを実感した。
 オキナワニッケイにも出会った。
木の葉を乾燥したお茶は、近年、様々な効能で注目されつつあると云う。
 観葉植物としても流通しているオオバイヌビワ。ヤンバルの森では道路端の雑木。
ハブの天敵として(誤って)導入されたマングースは、 
今ではヤンバルクイナの害獣となり、皮肉にも駆除作戦の対象となってしまった。
 ヘゴの倒木に遭遇した。
雨で土手の表層が崩れ、運悪く巻き込まれてしまったようだ。
森の恵み、ヘゴの巨大なゼンマイ。帰ってから酢味噌で美味しくいただきました。
  
ヤンバルでは、足元にも小さな自然がある。
その一部を“デジタル画像”として切り取ることもできる。
そして、この大眺望もまたヤンバル。 
 それを拡大すると、こんな景色が目に入る。
木と木が鬩(せめ)ぎあい、ちょっとでも日光に近づこうとした結果・・
テッペンだけに枝葉が残る。
この光景をNさんはヤンバルのブロッコリーと云う、と教えてくれた。
ブロッコリーから下は、当然なにもない単なる棒状の幹だけ。
こんな天の恵みにも遭遇する。 
 山を下り、古宇利島を目指した。
この晴天、古宇利大橋から眺めるサンゴ礁は見事な彩だった。
 観光道路の一角に、パーキングつきの展望台があった。
その眺望図の眼前は、伸び放題の雑木のみ。折角の観光資源が何たる有りさまか・・!
で、どんな景色が望めるか・・と、
徒歩少々のところにあったのが(↓)この眺め。 
帰路の今帰仁村あたりに、トックリキワタの綿が今は盛りとぶら下がっていた。
 ふっわふわの、まさしく綿。
 道端の斜面に、ホヤの花もひっそりと咲いていた。
 今日の夕日はお見事だった。
暫く、梅雨空が続きそうな予報なので、東シナ海に沈みゆく美しい日没の画を、
宿の階段から撮ってみた。
2017年夏・沖縄の旅(つづく)

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