8/21/2011

2011年の旅、無事帰国・・

メコンデルタの ぐるり旅から帰った翌日(7月1日)・・前々から食べてみたかったKKのマグロを買ってきました。夜市の魚屋でお兄さんがいつも大声で「キロ・リマ!キロ・リマ!」っと叫んでいます。とうとうそのマグロを手に入れ、Gさんの奥方にソテーにして頂きました~キロリマの意味は、1キロで5リンギット=1kgで125円です(マレー語でリマは数字の5)。マグロは詳しくないけど、たぶんキハダと思います。推定で10kgくらいのヤツでした~噛めば噛むほどに「じゅわ~」っと込みあげてくる、あのマグロ独特の旨味があり・・ほんと、ウンマかったー!
 残り少なくなったKK滞在。きょう(7月2日)は市内巡回の庶民の足、ミニバスで買い物にでかけました・・乗りたいところで手を挙げて、降りたいところで降ろしてくれます。一回80¢=20円の便利なバスです。
新しいモールが次々に出現するKKにあって、繁華街のど真ん中で、今でもがんばっているショッピングモール「センターポイント」は いつも人が溢れています。最近、日本のダイソーもこの中にオープンしました。カミさんの長い買い物で待ちぼうけ~の2Fから"バーゲン会場"のデジカメ動画を撮りました。スカーフを着けている女性は、マレー系のイスラム教徒の人たちです。人口の60%がマレーなので、結構目にとまりますね。経済只今上昇中~!の東南アジアの国々は、老朽化のどこかと大違い、そのパワーの源を見る思いがします

7月3日、残りあと2日。お世話になったGさん夫妻をお誘いし、近くのタイ料理レストランでトムヤムクンなどを堪能しました。
 本場仕込みのトムヤムスープ・シーフードはやっぱり美味い・・コクが違います。
マンゴジュース(右)とアボカドジュース(左)です。ビン詰果汁と違い、これは現物の絞りたて・・濃厚で喉越しも重厚~^^~
7月3日、南シナ海に沈む夕日。KKのウオーターフロントからの眺めです。観光客や地元の人の人気スポットです。
とうとう帰る日がやって来てしまいました。先回までは、韓国経由アシアナ航空を利用で 、夜中発ちの朝着・・深夜便はちょっと大変~
で、キャセイ&ドラゴン航空・香港経由を新発見!往復ともに、午前出発・夜到着で便利になりました。ドラゴン航空はキャセイ傘下で、荷物もチェックインもスルーです。↓はKK空港のドラゴン機。
 約3時間でHK上空に・・
 一時間待ちで、HK発セントレア行きのキャセイ・ボーイング777に乗り継ぎました。離陸後一時間半くらいで台湾上空に・・眼下には台湾の山並みが・・この中に玉山が写っているのかな~?
 食事のあと、ハーゲンダッツが出てきました。機内でこれが出てきたのは・・確か初めての出来事・・思わずカメラを手にしていました~
 暫くして、眼下に見えた島影は・・!?飛行経路や時系列から考えると、それは日本国領土の「尖閣列島」としか思えません。今まで何度もこの上空を飛んでいるのですが、はっと気づいたのは初めてのこと・・帰ってから「ネット検索」して、やっぱりそうだった、と確認しました~
 今回の旅日記、最初のページの真逆の画像です・・行きと帰りの違いですが、やっぱり「行き」の方が気分がいいですね^^;~南からの便は宮崎上空あたりで右に針路をとります。偏西風に乗ってスピードが急に上がります。ここまで来るとセントレアまで60分・・
梅雨前線の雲に覆われていた日本列島ですが、機が伊勢湾上空に差し掛かると、雲の切れ間から灯りが見えてきました。北向きに高度を下げてそのまま着陸、定刻丁度のPM9時5分、セントレア着。
あっと言う間の一ヶ月でした・・
KKでは、居候を決め込んでGさんご夫妻にはたいへんお世話になりました。2011年の旅日記の最後に、改めて心からの感謝の気持ち記したいと思います。
2011年の旅日記(完)
PS:
一Q&エイコの旅日記は「次の旅」まで休止します。インキョGGはTAIBOWS船長の出漁日誌の方に引き続き登場させて頂きます。

8/19/2011

ぐるっと周遊の旅16日間・・(6月30日)

6月15日にKKを発ち、30日午前のAirAsiaで愈々KL経由KKへ帰ります・・
43年ぶりのカンボジアは懐かしさもありました。町の様子が変わっても、アンコールワットなどの遺跡は昔のままだった。陸路で国境を越え、ベトナム最大の都市ホーチミンから観光客が立ち寄ることのないメコンデルタの田舎町を訪れた・・旅の友、Gさん夫妻と一緒にパック旅行では決して味わえない充実の旅を満喫できました。
カントーでチャーターしたミニバスで再びホーチミンに入り、ネットで目星を付けておいた空港エリアのホテルにブッキングなしの飛び込みチェックイン。このホテル、実はリニューアルオープン4日目とのことで、外にはお祝いの花輪も飾ってあり・・偶然、真新しい部屋に宿泊できました。チェックイン後、散策&ランチを食べに通りへ~市場は相変わらず豊富な食材が並んでいて・・
牛肉屋のおばさんに「これ幾らかな~?」と聞きたかったんですが・・口を開こうとしたとたんに「あっちへ行け~」とかの仕草~ザンネン、ここでは言葉は全く通じなかったんだー
こんな光景、東南アジアならではですね・・昔々、日本でも自分ち育てた鶏を捌いたんですが~そんな貴重な文化も今や我が国では絶滅してしまいました。
 これはベトナムで食べた最後の夕食・・料理の名前は不明ですが、中華系の料理はどこへ行っても殆ど間違いなく口に合いますね~
 これはクレイポット何とか・・です。麺でも米でも、ベトナム料理は美味しかったです・・
この旅の最後に食べたベトナムのドリアン。そこそこいい感じの色合いだったんですが、熟れすぎでNGでした~周りにいたオジさん方が、椅子を持ってきてくれたり色々親切にしてくれたんですが 、食べ残してしまいました~これはちょっとザンネン。
この「ヴォンクァン」が旅の最後に泊まったホテルです。フランス統治が長かっただけあって、フランス語?みたいな感じのネーミングですね・・宿泊料金は、朝食つきで2300円/2人でした。ただ、このホテル、夜中の11時半頃、突然のノックに起こされて・・なんとポリスの検閲~何処から来たか?とかパスポート見せろ・・とか、さすが社会主義の国なんだなーっと、変な感心をさせられました。翌朝、フロアマネージャーに話すと「すみません、時々あることなんです」っということでした~
 そのホテルのバスルーム、トイレの付属品です・・以前、ブログにも載せたことがある代物です。マレー系のホテルなら必需品ですが・・ベトナムでも見かけます。これはトイレットペーパーの代わりに厳かに使用するもの。答えはイスラム系ウオシュレット、右手で持って左手の使用が必須です。
フロントで呼んでもらったTAXIで空港まで10分、料金は5US$でした。
ホーチミン10:40分発のAirAsia・・な、なんとボーディングブリッジが接続されているではありませんか・・LCC(=格安航空)にはありえないことです。
近ごろ日本でも話題のLCCですが、通常、メインターミナルとは別棟の上等とは言えない専用ターミナルを使います。経費節減のためですが、その専用ターミナルなどのインフラ未整備の空港では、仕方なくメインとの共用になるのでは、と思いました。

 ボーディングパスもご覧の通り・・普通のものでした。スーパーのレシート風に慣らされているので、同じエアーアジアでもリッチな感じ。待てよ、この分料金に上乗せされているのかも・・!?
ホーチミン空港の売店で買った水ボトル・・蓋に「Let's Pray for Japan」と印刷されていました。エアーアジアの機内でも、アテンダントのお姉さんが義捐金の募金箱を持って座席を回っていました。
世界の隅々で、日本のことを思ってくれていることに、少々の驚きと感謝の気持ちでいっぱいになりました・・
KKに近づくと、眼下に島影が現れた・・一昨年に訪れたラブアン島です。あの大戦中、500名の日本軍守備隊が全滅した島で、その中に親戚の人がいました。あの時、持ち合わせの「日本の煎餅」」を供えて、慰霊碑に合掌してきた思い出の島でもあります。
今回のぐるり旅のコースを地図上に記しました・・6月15日、KK発ペナン行きから始まった今回の旅は、6月30日夕刻、無事KK帰着にて終了となりました。
7月5日、日本に帰るまであと僅か、Gさんちにご厄介になりながら帰国の準備に取り掛かることになります。帰りたくないけど帰らなければならない日が迫っています・・2011年の旅日記(つづく) 

8/15/2011

旅も終わりに近づいて・・(6月29日)

明日、6月30日にはホーチミン空港発、KL経由でコタキナバルへ帰ります・・
で、きょうはカントーから再びホーチミンへ向かうことに・・その前に、カントーの町の見物へ~
実は昨日、カントー到着時のホテル前で、偶然会った地元のエージェントと本日の「カントー半日観光とホーチミンまで送って貰う契約」をしました。その料金は、合計で100US$でした。
で、木造の小船に乗って水上マーケット見物に出かけました~
澱んだ流れのメコンですが、洗濯をしたり行水をしたり・・川辺の住民には母なる川の恵みと言えますね・・
 網目の様に張り巡らされたメコンデルタの水運にとって、川の中のガソリンスタンドは大変便利です。ベトナム最大の石油会社″PETROVIETNAM″のガソリンスタンドが水上に店を構えていた。
水上マーケットでは農産物を満載した船が犇めきあっていた。船にはそれぞれ得意の産物が積まれている・・溢れかえる品々を日々消費してしまうメコンデルタの人々、そのエネルギーに感心・・
 川の上の市場ですが、なぜか鮮魚は見当たりません・・スイカ、カボチャ、タマネギ、ドラゴンフルーツ、パイナップルなどなど・・野菜や果物など、凡そ日本でもお馴染みのものが売られていました。どれもこれも極めて大量に・・
 この竹竿に括りつけてあるモノが、その船の取り扱い商品・・つまり、この竿は看板ということです。
日本ならマイカーでちょっとスーパーへ・・ですが、ここではマイボートでちょっと市場に買い物へ・・
の光景ですね。
 見事な手さばきで投網(とあみ)の漁をしていました~暫く見物させてもらったんですが、ザンネンながら獲物はあがってきませんでした。
実は、こんな魚が獲れるのだと・・この写真は川岸の魚屋の店先で撮ったんですが・・ このナマズみたいなヤツが、先日、ビンロンでの釣りで仕掛けをぶっち切っていったのと同じ魚と思います。
観光を早めに切り上げて、再びホーチミンへ向かいました。 車はベンツのミニバン、オンボロ路線バスと違って乗り心地はいたって快適~この大きな橋は日本の援助で作られたそうです。
 ホーチミンまでの3時間あまりのドライブ・・その国道の上に堂々となんと「籾」が干してありました。それも到るところに延々と~これ、お国柄ですねー!?日本なら道路交通法に引っかかります・・
 途中、こんなスコールにも度々遭遇・・さっきの籾殻ですが、スコールの時に如何するのかな~ちょっと心配になりました。
ホーチミン市内に入りました・・突然、ポリスに停車を命じられ~どうやらドライバーの携帯電話が原因のようです。で、しょんぼり帰ってきた運ちゃんに聞くとやっぱり携帯電話~罰金40万ベトナムドン=20USドル。ちょっと可哀相なエピソードでした・・
いやね、東南アジア全域のことですが、都会のバイクの流れにはモノスゴイものがあります・・今夜のホテルに向かう、とある通りでとっさに撮ったデジカメ映像をYouTubeにUPしました。ベトナムパワーの一端を見る画面です・・
フロントガラスのつぶつぶ雫は、途中で遭遇したスコールのもの。
この後すぐに今夜のホテルに着きました。明日、午前の便でホーチミンを発ちます・・東南アジア16泊周遊の旅日記は、次が愈々最終回になります・・つづく

8/09/2011

メコンデルタ・更に南のCANTHOへ(6月28日)

6月27日朝、スーツケースをゴロゴロしてバイクの洪水の中をバス停に向かいました・・ターミナル広場の出口で、運良く「CANTHO」行きのバス発見!そのオンボロ定期バスに飛び乗りました~
 ローカルバスにつき、お客は地元の人々です。乗せるものは「人間」だけではありません・・大きなダンボール箱が車内に積み込まれたり、屋根の上にはアルミサッシやオートバイまで積みあげられました~途中、屈託のない笑顔の子供たちも乗ってきました。
 子供たちは大変朗らかです・・メモ用紙に「日の丸」を描いたら笑ってくれたので意味が通じたんだと思いました~大きな花柄のマスクは珍しいものではなく・・多くの女性バイク乗りが着けています。日除けと排気ガス対策ではないかと思います。
 ビンロンを出て3時間くらいでカントーに到着・・
しかし、街の中ではありません。たぶん郊外の、周りに何にもない停留所が終着でした。バイクのおじさんが方が寄ってきて「乗れ」といいます。TAXIを捉まえる積もりが見当たらず~「TAXIは?」と聞いても意に介せず「TAXI-NO! NO-TAXI!」と繰り返すのみ・・Gさん夫妻共々4名は4台のバイクに分乗~カントーのホテルを目指すことになりました~
 川沿いを走り、田んぼを抜け、橋を渡り~ずいぶん長く走ってやっと・・
街に入りました・・なんであんな不便なところに終着ターミナルを作ったのかな~っと、不思議な思いがしたのですが!?
 一行の内3名は無事ホテル前に到着~ただし一名が行方不明に・・!?
一緒に走行の4台の内の一台が何かの拍子で道を間違えたようで~やく20分後、パニック状態のお客さんがやってきました~
 
飛び込みで決めたホテルは「SAIGON CANTOH」でした・・
ロビーのボードに"The first three-star hotel in Mekong Delta"のキャッチフレーズが懸かってました。
 帰国してから「CANTOH」のことを検索したら、なんとNHKの人気番組「世界ふれあい街歩き」の"CANTOH編"が2011年2月27日放送で紹介されているではありませんか~
日本人が凡そ訪れることもない土地・・と思っていたベトナムの田舎町にNHKがやって来ていたとはちょっと驚きではありました。

 チェックインのあと早速のランチで町の食堂へ・・ベトナムにもありました~マレー風のトッピング経済飯が・・
 こっちはベトナムの米粉麺・・薄味のスープとビーフンの食感がなかなかいい感じ~
 この人はあのホーチミンさん。威風堂々のこの人は、今も肖像画や巨大なモニュメントになってベトナムの国中で見かけます。
 カントーでは一泊のみです。夕食はメコン河のリバーサイドレストランでBBQでした・・
 これはドジョウそっくりの川魚。まだピクピクしてるのが串に刺してあり、そのまま炭火コンロに乗せるいわゆる"残酷焼"です。これ、香ばしく美味かったです^^;~
この桟橋を渡ったこっち側のデッキ(川の上) がBBQテーブルになっていました~
明日はカントーの町を一巡り、午後再びホーチミンへ。翌朝の便でKL経由KKに帰ります。
次回は愈々この旅も最終回に・・つづく。